暑くなってくると頭を抱える虫問題。
蚊・ハエ・ゴキブリなど、家で目撃した日には、ソワソワして落ち着きませんよね。
殺虫剤や防虫剤もあるけれど、小さいお子さんやペットが居ると、誤飲や体への影響も心配です。
「そもそも家に入れない方法はないかな。」と、探してたどり着いたのが「ハッカ油」でした。
4年前から使い始め、毎年狂ったように吹きかけています(笑)
そこで今回は、『ハッカ油の虫除け効果』『ハッカ油スプレーの作り方』を紹介します。
この記事でわかること
- ハッカ油スプレーが虫除けに良い理由・効果はある ?
- ハッカ油スプレーの作り方
- ハッカ油を使う際の注意点
ハッカ油スプレーで虫の上陸を絶対に阻止しましょう !
目次
ハッカ油はなぜ虫除けにいいの ?
ハッカ油がなぜ防虫に良いのでしょうか ?
Point
ハッカの匂いは、「ゴキブリ・蚊・コバエ・ハチ・ダニ・アリ」などに効果があると言われています。
ハッカ油スプレーのオススメ使用場所
ハッカ油スプレーを吹きかけておくと良い場所はコチラ。
キッチンまわり
キッチン周りの虫よけにも大活躍!
【シンク・三角コーナー】コバエやゴキブリ対策
生ごみの嫌なニオイも消臭できて一石二鳥です。
【ゴミ袋・ゴミ置場】ハエ・アリ・カラス対策
なんと、ハッカの匂いはカラスも嫌がるのだとか !
玄関・ベランダ
- 玄関の扉まわり
- ベランダのサッシや網戸
- ベランダ全体
- 室外機のホースや排水溝
虫が侵入できそうな隙間には、外からも中からも徹底的に吹きかけましょう。
虫が寄りつかなくなります。
部屋
- 布団や枕
- カーペット
- 畳
ハッカの匂いはなんとダニにも効果アリ。
外に布団が干せない梅雨の時期は、布団や枕に吹きかけましょう。
メントールの清涼感で、寝苦しい時もサッパリ過ごせます。(※目に入ったら痛いので吹きかけすぎ注意)
ハッカ油スプレーは虫除けに効果アリ ?
ハッカ油スプレーを使ってひと夏を越えた感想は、『効果アリ』でした。
使用頻度と使用場所は次の通り。
- 頻度:1週間に1〜2回
- 場所:玄関/ベランダ/キッチン周り/お風呂・洗面所の排水溝など
ベランダや玄関扉の外でGやカナブンを見かけたことはありましたが、部屋の中では見かけませんでした。ハエや蚊もベランダまでで阻止ができていました。
【水道水のみ】ハッカ油スプレー作り方【エタノール・精製水なし】
では、実際にハッカ油スプレーを作ってみましょう。
用意するもの
- ハッカ油
- 水道水
- スプレーボトル
道具はこの3つのみ !
私が実際に使用したものはこちら⇓
①ハッカ油
今回は、『健栄製薬 ハッカ油 20ml』を使用しました。
▼フタをあけるとこんな感じ。ポトポトと一滴ずつ出てきます。
小さいですが、1滴でもかなりのメントール感 !
意外と大容量なんです。
②スプレーボトル
100円均一で売っているものでOK。
ココに注意
「ポリスチレン」はNG
「ポリスチレン(PS)」素材の容器は、ハッカ油を入れると溶けてしまいます。
■ポリプロピレン(PP) ■ポリエチレン(PE)どちらかを使用しましょう。 |
私が使っているのは「ポリエチレン」で、今のところ全く問題ありません。
100均で売っているものは「ポリプロピレン」や「ポリエチレン」が多いので問題ないと思いますが、念のため、素材は確認しておきましょう。
もちろん、陶器やガラス製でもOK。耐アルコール性の容器を選びましょう。
作り方
●水道水100ml
●ハッカ油20〜30滴
この2つを、スプレーボトルに入れて混ぜたら完成です。
これだけです。本当に !
ボトルを振ると白く濁ります。これで準備OK。
※ エタノールと精製水は必要 ?
先程は、水道水での作り方を紹介しました。
ですが「ハッカ油スプレー 作り方」で検索すると、エタノールや精製水が必要と出てきますよね。
精製水やエタノール無しでも問題ないのでしょうか ?
エタノールと精製水の特徴
エタノールと精製水の特徴をもとに、「必要・不要」をお伝えします。
【 無水エタノールの特徴 】
画像引用:Amazon
ハッカ油と水を混ぜやすくする為に必要。
ハッカ油と水道水のみでは分離するので、使用前は毎回シャカシャカ振る必要があります。
より混ざりやすくする為には、無水エタノールを使用します。
【 精製水の特徴 】
画像引用:マツモトキヨシオンラインショップ
※無水エタノールや精製水はドラッグストアやホームセンターでも購入できます。
ハッカ油スプレーを肌につけるなら必要。
精製水とは、水道水から不純物を抜いたもの。純度が高い水です。
「虫除けや暑さ対策で肌につける」「マスクにつける」など、肌につけて使用する場合や、肌が弱い方は精製水を使うのがベターです。
check
● 用途が防虫:ハッカ油と水道水のみでOK
● 毎回振って混ぜるのも問題なし:ハッカ油と水道水のみ(無水エタノールなし)でOK
● 肌につける場合:精製水がおすすめ(小鳥・フェレット・猫には有毒なのでNG)
ちなみに、エタノールと精製水で作る場合の作り方は次の通り。
● ハッカ油20〜30滴
● 精製水90ml
● 無水エタノール10ml
① 先にエタノールとハッカ油を混ぜる
② 1に精製水を入れて混ぜたら完成
無水エタノールと精製水はドラッグストアでも購入できます。使い道に合ったスプレーを作ってみましょう。
すでにスプレータイプになっている商品もあります
私も作るのが面倒な時はスプレータイプを購入しました。
割高ではありますが、買ってすぐ使えて便利です !
ハッカ油スプレーの保存期間
作ったハッカ油スプレーの効果は「1週間程度」です。
徐々に香りが消えるので、「3〜5日で使い切れる量のみ作る」または「こまめに作り替え」がオススメです。
ハッカ油スプレーを使う際の注意点
ハッカ油スプレーは、用法を間違えると危険が及ぶことがあります。
注意点を4つ紹介します。
①猫・小鳥・フェレット・小動物には有毒
猫・小鳥・フェレットやハムスターなどの小動物には有毒な場合があります。
※飼っている動物によっては体で成分が分解できず、有害になる可能性があるので、必ず「飼っているペットの種類 ハッカ油 有害」で検索して調べておきましょう。
②毎日大量に吹きかけ続けると「シバンムシ」が発生する ?!
ハッカ油を大量に使っていると、「シバンムシという茶色い米粒大の虫を呼び寄せる」という情報を見かけました。
私も毎年家中に吹きかけているのですが、今のところ「シバンムシ」は発生していません。
しかし、TwitterやYahoo!知恵袋でも発生情報があるので、念のため毎日大量に吹きかけるのは控えておきましょう。
③原液を肌に直接つけない
ハッカ油の精油は、原液はかなり刺激が強いので、直接肌につけたら肌荒れする可能性があります。
公園やキャンプ場でも抜群の虫除け効果を発揮するのですが、肌に吹きかける場合は必ず薄めたものを使用しましょう。
目に入ったら目が刺激で開けられなくなるので、原液が手についたら手を洗うなど注意しましょう !
④火の近くで使わない
ハッカ油は、バーベキューやキャンプ場での虫除けとしても活躍します。
しかし、ハッカ油スプレーは精油やアルコールを扱っているので、火の近くで使うと引火する恐れがあります。
自宅でも屋外でも、火から離れた場所で作成・使用しましょう。
まとめ
- ハッカは虫やカラスが嫌いなニオイ
- キッチン / 玄関 / ベランダ / 部屋などに吹きかけるのがオススメ
- 原液を肌に直接塗布はNG、火の近くで使わない
- ハッカ油NGのペットもいるので注意
- 虫除けなら「ハッカ油+水道水」でOK
- 肌につける場合は精製水を、混ざりやすくするには無水エタノールを入れよう
ハッカ油スプレーの作り方はとても簡単。
虫と無縁の夏を迎えましょう !